三十路、旅に出る

略して、みそたび

志望動機は家から近いから、でした

3月から留学することが決定しているため、会社に辞意を伝えなければならない。しかし、やっぱりタイミングが難しい。

わたしは今の会社が好きだ。もちろん改善してほしいところはたくさんあるし、不満を挙げ出したらきりがない。でも、それはこれからどこへ行こうがそうだろう。すべてに満足し、何もかもオッケー!なんて気持ちになることは、わたしの性格上たぶんありえない。欠点も多くあるけれど、それでも助け合って、共に苦労して大切に思えるようになるのが、会社というものだと思う。わたしは自分の勤める会社を大きな家族みたいなものだと思っていた。

わたしの退職の意志は揺るがないので、それをタイミングをみて伝えなければ、と最近毎日考えている。会社の規則としては一ヶ月前までに伝えればよいとされているが、さすがに一ヶ月前では急すぎる。しかし、あまりにも早いと、それはそれで上司も自分もお互いになんとなく居心地が悪くなってしまいそうで心配だ。

と、いうわけで、伝える場所、内容やセリフは毎日シミュレーションしているのだけど、そんなことを繰り返していると、もう言ったような気になってくるのだ。自分の妄想力と思い込みにびっくりである。もう心は「今までありがとうございました」モードに入りつつある。

今は12月だが、直属の上司や仲の良い社員には早めに言うぞー。採用面接で志望動機を述べるように、前向きな言葉で退職理由を語るのって、ちょっと斬新じゃない?

そして旅に出るのです。

荒野には行きません。