三十路、旅に出る

略して、みそたび

ゼロからスタートして1ヶ月で独検4級に合格した話

2019年6月にドイツ語検定4級を受け無事合格しました。学生時代にも全く触れたことのなかったドイツ語は完全な0からのスタートでしたが、勉強開始から1ヶ月で4級に合格できた勉強法をお伝えしたいと思います。

 

まずわたしが独検にチャレンジしようと思ったきっかけを簡単に書きますと、留学したいな→ドイツはどう?→ドイツ語勉強しないと!→じゃあ独検受けよう!という勢いによるものでした。結局、留学先はロンドンに決めたためドイツ語勉強は不要だったのですが(!)新鮮で楽しかったドイツ語学習を振り返っていきたいと思います。ロンドン留学がひと段落したら、またドイツ語学習も再開したいなと思います。

 

それでは、本題です。まずは使用テキストを以下にまとめます。

 

▪️テキスト 2種類

     ①「キクタンドイツ語【入門編】

         独検5級レベル」 アルク

     ②「ドイツ語のしくみ《新版》」

        清野智昭 白水社

▪️無料スマホアプリ

 ①ドイツ語文法&問題集 初級

 ②ペラペラドイツ語動詞活用変化-Conjuu

 

なぜいわゆる独検のテキストを使用しなかったかと言いますと、ちょっとその頃お金が無くてですね…ごにょごにょ。会社員のくせにテキストも買えないほどお金がなくなるなんて、かわいそうな奴だと憐れんでください。それに独検テキストはあまりおもしろそうではなく、せっかく新しい言語を学ぶなら楽しくやろうと思ったというのもあり、上記のテキストを選びました。

 

とはいっても、試験の傾向と対策は必要ですので、ネット上の情報などで出そうなところは直前に詰め込み学習しました。数字や曜日、動詞活用など。過去問演習は一度もやらず、ぶっつけ本番で臨みました。(正直不安でいっぱいでしたので、ぜひ過去問演習はやってください…)

 

そして勉強法です!

まず毎日ひたすらキクタンで単語を覚えました。キクタン5級が終わったらキクタン4級を買う!と思っていたのですが、結局キクタン5級を覚えるのに精一杯で(お金もないし)4級には着手できませんでしたが、それでも合格できたので十分だったのだと思います。

ドイツ語はヨーロッパの言語らしく名詞に性があります。フランス語などと同じですね。女性名詞、男性名詞、中性名詞が冠詞で区別されます。キクタンは冠詞ごと覚える形式なので、音の響きで記憶でき、とてもよいと思いました。

もう一つのテキスト「ドイツ語のしくみ」は2回熟読しました。内容を完璧に理解して覚えたわけではありませんが、ドイツ語という言語の概要がつかめたというのは大きかったと思います。

そしてドイツ語で重要なのが動詞の活用!英語が簡単な言語だと思えるほどに活用の種類が多い!覚えるっきゃないので、前述の無料アプリなども駆使しながらコツコツ覚えました。これも勉強として十分なのかはわからないまま続けていましたが、4級レベルには到達したようです。

 

あとは、気持ちを上げるためにドイツ人イケメンアーティストTim Bendzko (ティム・ベンツコ)のアルバムをiTunesでダウンロードして聴いていました。単語ぐらいしか理解できませんが、ドイツ語の響きが耳に心地よいです。良い曲ばかりですので、おすすめです。

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個人的な反省としては、リスニングが課題だと思いました。試験で音声はかなりゆっくり流れますが、それにも関わらず文章としてきちんと聞き取れず。また、書き取りも自信がなく、正しいスペルで書く練習をしておけばよかったなぁと思いました。そして、語学学習では必須な「辞書」もやはり必要だったと思います。これは前述の通りお金がなかったので(何回も言って悲しくなってきました)買わなかったのであります。はい。

 

留学先をロンドンに決定した今、ドイツ語を勉強した意味はなかったのか?と言いますと、そんなことはありませんでした。直接的には、オーストリア旅行にて役に立ちました。(オーストリアはドイツ語圏)オーストリア人は英語を話せる人が多いですが、街中にはやはりドイツ語があふれており、ちょっとした単語は理解することができたのでなにかと楽でした。Saft! (ジュース)と言って通じたときはうれしかったです。

 

また、英語はいかに学習の下地があるか、ということに気がつきました。英語ペラペラ〜にはなっていませんが、中学から大学まで学んだことはやはり伊達ではないのです。一方、ドイツ語はゼロからですので、簡単な単語もわからず、ここからか!と自分で自分にびっくりします。英語と似た部分もありますが、やはり別言語です。英語とドイツ語どちらもやるぞ、という方は以下の本をぜひ。英語の復習にもなります。

 

「英語と一緒に学ぶドイツ語」宍戸里佳

  ベレ出版

 

最後にお伝えしたいことは、ドイツ語勉強はけっこう楽しかった、ということです。自分で設定した目標のために、自分で学習の仕方を考えながらマイペースに勉強するのは楽しいものでした。さらにハイレベルなドイツ語力を目指すなら、そうも言っていられないのでしょうけど。やはり自発的に行うという心持ちが重要なのですね。英語も楽しむことを忘れずに勉強したいと思います。

 

わたしの好きなドイツ語フレーズ

Viel Glück!

幸運を祈ります!