三十路、旅に出る

略して、みそたび

ザルツブルクでリキテンスタインの黄色いにょきにょきに遭遇した話

オーストリア旅行をしたときに、ザルツブルクでロイ・リキテンスタインの展覧会を観た。ミラベル庭園(映画サウンド・オブ・ミュージックで有名)から見上げた建物にリキテンスタインのオブジェが見えたのだ。なんだあれ!

正面へまわってみると、ギャラリーがあった。Galerie Thaddaeus Ropac Salzburg というところ。中に入って受付でザルツブルクカード(ザルツブルク内のいろんなところへ入場できる魔法のカード)をシャキーンと提示すると、受付のお姉さんにいらない、と言われる。なんと入場無料だった。

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なんだあれ!の図

観光客で溢れるミラベル庭園から離れ、わたし一人しかいないギャラリーを探検。

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うーむ、なんて贅沢な空間。わたしは小さな美術館が好きだ。パリで行ったギュスターヴ・モローの美術館もすばらしかった。いつか記事に書きたい。


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中から見た庭園。

アートは自己と対峙するものだと思う。外部環境、建築、空間、作品、そして静寂。これほど条件が揃うことはほとんどない。こんな時間に巡り合うと、ああ特別だなぁとしみじみ感じてしまう。アートは人類共通の遺産なので独り占めすることはできないけれど、独り占め気分を味わえたひとときでしたとさ。

ところで、ロイ・リキテンスタインといえば著名なポップアートアーティスト。コミックブックのような作品で有名。果たしてあの黄色いにょきにょきはなんなのさー