ザルツブルクでリキテンスタインの黄色いにょきにょきに遭遇した話
オーストリア旅行をしたときに、ザルツブルクでロイ・リキテンスタインの展覧会を観た。ミラベル庭園(映画サウンド・オブ・ミュージックで有名)から見上げた建物にリキテンスタインのオブジェが見えたのだ。なんだあれ!
正面へまわってみると、ギャラリーがあった。Galerie Thaddaeus Ropac Salzburg というところ。中に入って受付でザルツブルクカード(ザルツブルク内のいろんなところへ入場できる魔法のカード)をシャキーンと提示すると、受付のお姉さんにいらない、と言われる。なんと入場無料だった。
なんだあれ!の図
観光客で溢れるミラベル庭園から離れ、わたし一人しかいないギャラリーを探検。
うーむ、なんて贅沢な空間。わたしは小さな美術館が好きだ。パリで行ったギュスターヴ・モローの美術館もすばらしかった。いつか記事に書きたい。
中から見た庭園。
アートは自己と対峙するものだと思う。外部環境、建築、空間、作品、そして静寂。これほど条件が揃うことはほとんどない。こんな時間に巡り合うと、ああ特別だなぁとしみじみ感じてしまう。アートは人類共通の遺産なので独り占めすることはできないけれど、独り占め気分を味わえたひとときでしたとさ。
ところで、ロイ・リキテンスタインといえば著名なポップアートアーティスト。コミックブックのような作品で有名。果たしてあの黄色いにょきにょきはなんなのさー
納豆食ってみそ汁すすってそう
イギリスでの生活で心配なこと、それはそう、ご飯である。イギリスの食事は美味しくないというのは単なる噂ではなく、実際に行ったことのある人からも直接聞いたことがあるので、信ぴょう性が高いのだろうと思っていた。
しかし、最近ロンドンに留学していた人の話を聞く機会があった。アートな街の素晴らしさ、伝統的な建物の数々…すてきー、いいなーと相づちを打ちつつ、最後に聞いてみた。「ところで、食事はどうでした?」すると「食事ね!おいしかったよ。全然大丈夫!」
なんと!聞きましたか、奥さん。美味しいらしいですよ。「そうなんですね!」と安心するわたし。「おいしくないってよく聞くので、心配してました」「ううん、ロンドンは都会だから、いろいろな国の料理が食べられるよ。おいしい日本食屋さんもあるし。だから全然大丈夫!」
…ん?
イギリス料理についての言及がないですが。それって、やっぱり、そういうことかしら?ググってみたら、日本食材をかなり豊富に取りそろえたスーパーもあるよう。品物が日本のスーパーと同等で、やや割高。
納豆にみそ汁、からの〜シメのおじやを食べる自分の姿が脳裏に浮かんだ。まあ、行ってから考えよう、とそっとブラウザを閉じました。あ、ねこまんまも食べよ。
会津高田納豆 https://www.nitta-syouten.com
さすがにこれはロンドンにはあるまい…